こんにちは。あさぎです。
先日のニュースでタレントの竹内由紀子さんが特別養子縁組で男児を授かったと公表されて、話題になりました。
養子という言葉は知っていますが、具体的にどんな条件で養子縁組を結ぶ事ができるのでしょうか。
今回は、下記について調査してみました!
- 特別養親縁組の年収
- 独身再婚の条件
- 親と子どもの年齢制限
- 芸能人の噂
特別養子縁組制度とは?
特別養子縁組とはどんな制度なのでしょうか?
なんらかの事情でこどもを育てる事ができない親の代わりに、育ての親の元でこどもが安定して育つためにつくられた公的制度です。
戸籍上も実子とする制度で、平成27年の成立件数は542件です。
欧米諸国では、年間数千件、数万件単位で成立しているということで、日本での普及率はまだまだ低いと言えます。
児童虐待が多い世の中なので、実の親でなくても、愛のある育ての親と巡り会えたなら、とても素晴らしいことだと思います。
これからも普及していってほしい制度ですね!
特別養子縁組制度の条件とは?
こどもを育てることは、中途半端な気持ちでできることではありません。
産みの親としても大事に育ててもらえる夫婦の元で、成長してほしいと願うものです。
特別養子縁組になるには、様々な条件があります。
・養親は25歳以上が原則(夫婦の一方が25歳以上であれば、一方は20歳以上で可)
・養子は原則として6歳以下のこども
・半年間の監護期間を考慮して縁組となる
・実父母の同意が必要
・養親の請求に対して家裁の決定によって成立
半年間は様子を見ることができるので、もしもこどもを育てる自信がなくなった時でも、安心ですね。
民間のあっせん団体では、こどもを受け入れるために様々な研修が用意されています。
こどもを育てる知識を身に着けて万全の体制で迎えてもらえるようですね!
特別養子縁組で年収は問われるのか?
特別養子縁組で年収が〇〇円以上、というような条件はありませんでした。
年収は関係なく特別養子縁組を希望することができます。
しかし経済的に不安定な状況では、こどもへ教育や生活面での不安要素となってしまいます。
養親の選別の段階で、夫婦の年収は一定程度考慮に入れて縁組を行っていると推測します。
・特別養子縁組の家庭の平均年収は約727万円で、全国平均の約571万円と比較して高い点・それに伴い、塾代などの教育投資が一般世帯よりも高いということです。
Florence 赤ちゃん縁組HPより
このようなデータがありますので、年収が低い家庭では特別養子縁組を迎えることはハードルが高そうです。
経済的にも愛情にも恵まれた家庭で育つ特別養子縁組のこどもたちは、自己肯定感を高く持って過ごしているそうですよ!
独身や再婚でも可能?
特別養子縁組の条件は、必ず夫婦でなければならないようです。
夫婦であれば、再婚の場合でも希望することが可能です。
独身の特別養子縁組はNGです。
独身でも養子が欲しい場合は、普通養子縁組であれば可能ですよ。
・養親が成人であること。
・自分より年下であること。
といった条件をクリアして、養子縁組届を出すことで成立します。
親やこどもの年齢制限はある?
特別養子縁組を希望する場所として、児童相談所と民間のあっせん団体の二つがあります。
児童相談所では、25歳から60歳未満。
民間のあっせん団体では40歳未満を条件としているところがあります。
一般的には親とこどもの年齢が、45歳以上離れていないことが望ましいとされています。
小さい時は体力勝負、成長してからは教育費用がたくさんかかります。
年齢が高すぎると、養親の身体の不調や定年後の経済面でも心配になってきますよね。
特別養子縁組を希望する場合は、早め決断した方がこどもにも、自分たちのためになると言えます。
特別養子縁組をした芸能人
過去に特別養子縁組を公表した芸能人について調査してみました!
公表することはとても勇気がいることですが、特別養子縁組を検討して悩んでいる方にとって、一歩踏み出すきっかけになりますよね!
瀬奈じゅん
宝塚歌劇団の元月組トップスターで、10歳年下のダンサーの旦那さんと電撃婚でも話題になった瀬奈じゅんさん。
彼女が特別養子縁組を選択したきっかけとはなんだったのでしょう。
特別養子縁組のきっかけ
瀬奈じゅんさんは、40歳から約2年間不妊治療をしました。
舞台の仕事をほどんど入れずに、体外受精を7回繰り返しますが、ホルモン治療の薬が体に合いません。
結果、精神的に体力的にも追い詰められてしまいました。
そんな中、家族として幸せになるよりも妊娠することがゴールになっていることに気づき、心も体も健康になろうと治療に区切りをつけました。
特別養子縁組はこの不妊治療中、民間保育資格を持つ夫から制度について教えてもらったそうです!
悩んでいる時に解決策を調べてきてくれる、とても素敵な旦那さんですね!
現在の生活は
お仕事と育児をしながら大変でありつつも、こどもの成長を幸せに感じているそうです。
現在は、制度を知ってもらうために、講演活動をされています。
夫の千田真司さんは、2018年にandfamily株式会社を立ち上げ、特別養子縁組の啓蒙活動を始められました!
公式サイトはこちら→ https://andfamily.jp/
夫婦で講演活動をされるなど、とても意欲的ですね。
不妊治療から抜け出せずに苦しんでいる人のためにも、世の中に浸透していってほしいそうです。
竹内由紀子
大阪パフォーマンスドールのリーダーとして活躍し、WEST END×YUKIとして「SO.YA.NA」で話題のなったタレントさんです。
2013年に7歳年下の一般男性と再婚しています。
そんな彼女が特別養子縁組のきっかけとは何だったのでしょうか。
特別養子縁組のきっかけは
竹内さんはプロポーズ後からすぐに妊活をしました。そして結婚後4年間も不妊治療を続けましたが、授かることができませんでした。
不妊治療はものすごくお金がかかりますし、身体のダメージよりも、まただめだった、という精神的ダメージの蓄積が響いたといいます。
そんな中、最後の治療のお会計を待つ間、スマホで特別養子縁組を調べていたんだそうです。
産むことは諦めがついても、育てるということは諦めきれなかった、ということです。
現在の生活は
2019年3月25日で生後9か月の男児の母になった事を報告しています。
家族3人の写真の投稿があり、笑顔いっぱいでとても幸せそうです!
「健康で優しい子に育ってほしい。血が繋がっていない“壁”はあるけれど、それを前向きに育てていきたい」と語っています。
まとめ
今回は特別養子縁組について調査してみました!
条件に年収は問われませんが、こどもの教育費は親の年収で決まってくるので、高い方が選ばれやすいと推測します。
また、夫婦であることが特別養子縁組の条件のため、独身では不可です。
再婚の夫婦は制度を希望することができます。
独身で養子が欲しい方は、普通養子縁組を希望してくださいね。
親とこども年齢制限については、一般的には45歳以上離れていないことが望ましいとされています。
こどもは原則として6歳以下です。
さまざまな条件があるので、ハードルが高そうに感じますが、こどもを育てる事は命を預かる事なので、厳しい条件でも仕方がない事だと思います。
世間の特別養子縁組のイメージがよくなって、虐待や不妊治療で悩む家庭が少しでも減少する事に繋がっていくといいですね。
記事をお読みいただきまして、ありがとうございました!
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